温州みかんの広まりかた
鹿児島県で生まれた温州みかんは、それから各地に広まっていきました。
まず近隣の熊本県に入り、そして福岡県まで行きました。
福岡県で産業化された温州みかんが「在来系」として固定し、
これが大分県、愛媛県などの瀬戸内海側に入って
「平系」や「早生系」を生むこととなります。
一方、愛媛県や大分県でなく、
大阪府池田方面に入った温州みかんから「池田系」が生まれ、
これが大阪府や和歌山県に広がり、
さらには、四国の徳島県や高知県に広がることとなりました。
また、長崎県に入った温州みかんから「伊木力系」が生まれ、
「伊木力系」が愛知県に入って「尾張系」を生みました。
「尾張系」はその後東へ向かって移動し、
静岡県や神奈川県で栽培されるようになりました。
この「尾張系」は大阪府にも入っていて、そこで「改良温州」と
呼ばれて、広島県や山口県まで広まって栽培されるようになりました。
以上のように、温州みかんは6系統に大別されるようになりました。